まるむし女房のブログ

基本、ボンヤリしています

説明しづらい怖いもの ①

私は今はテレビ大好きだけど、子供の頃は嫌いだったらしい

他の用事を足したい親が「ちょっとテレビ見てて」と言ってもガンとして見なかったと

何か怖かったんだろうと思うが、残念ながら記憶にない

 

記憶にあるものもある

【白黒映像】を見ながらご飯が食べられなかった

私はもうカラー放送世代で、画面の右下に【カラー】の字幕を見た記憶もない

白黒映像を見るのは教育テレビでやっていた【チャップリン】 ちょうど夕飯時にやっていた気がする

ある日、夏休みとかで特集があったのか1作目の【ゴジラ】をやっていて、特撮もの好きな子供のためにつけてくれていたんだと思うが私は逃げた

「ご飯が苦くなる!」と言っていた記憶がある

今は全然大丈夫だしむしろ好き

 

記憶にあるけど原因が分からないものでいえば【フランキー堺】氏

怯えてた記憶もハッキリあるけどキッカケは謎

いまだに母親にも「あんた、泣いてたっけねえ」と言われる

ドラマを見ない(母親は今でこそ韓流ドラマ好きだがそれまではまぁドラマ嫌いだった)我が家でそんなに頻繁に見る機会があったのかとも思ったが、胃腸薬のCMをされていたりしたようで不意打ちがまた怖かったんだろう(多分)

大人になり古いドラマや映画が好きになった

レンタルで【喜劇 駅前開運】という作品が気になって見てみることにしたものの、主演がフランキーだと分かって軽く躊躇する

大人になっても何か得体のしれない恐怖が残っていたようで

しかし、面白そうだ 見てしまえば意外に大丈夫なんじゃないだろうか

自主的にフランキーに向き合うことになるとは思いもしなかった

 

結果、作品はとっても面白く、のちにDVDも買った パッケージやPOPに興味がある人には特にオススメ

そしてフランキーには若干の緊張感がありつつ、【好き】が勝ったっぽい 

で、何がそんなに怖かったんだろうと見ていたら原因が分かった気がした

【口の中の空っぽ感】

絶対コレだ

なんか、 ぽかっ としてる ブラックホールのような

改めて見るとそんなでもないけど、すぐにピンときたということは当時もきっとそう思っていたんだろう

 

ちなみに姉は大野しげひさ氏が怖かったらしい

分かんないけど、分かる気がする

説明もしづらいし絵にもしづらい

 

母スイーツ

たまーにお菓子を作りたくなる

キッカケはお供物のリンゴがかぶって消費が大変だったのと旦那が買ってきたホットケーキミックス(自分で使うわけではない)

100均のかぼちゃパウダーと家にあったミルクチョコレートでHMパウンドケーキ、リンゴの炊飯器ケーキと冷凍のパイシートを使ってフライパンでできるアップルパイ

アップルパイは割と好評だった

 

凝ったものは作ら(作れ)ないけど、セリアに売っているパウンドケーキミックスとかナッツとかドライフルーツとかをストックしていつでも作れるようにしてある

そのためだけに買わなければならない材料があると負担なので、ネットにある豊富なレシピはありがたい

 

リンゴは子供の頃よく母親がジャム的なものを作ってくれた

すりおろしリンゴに砂糖を加えて煮詰めただけだと思うけど甘酸っぱくて美味しかった

家には【コンベック】があってたまーにニンジンケーキを焼いてくれた

美味しかったけど謎に油まみれだった バターというか、油

コンベックに付いてきていたハードカバーのレシピ本を見るのが好きだったなあ

あれ、もらったような記憶があったんだけど見当たらず

 

小学生だったある日冷蔵庫を覗くと薄黄色い液が入ったプラスチックのカップが数個

正体はゼリー 固まるのを楽しみに待つ

食べてみる 寒天が多いのかブリンブリンでどちらかというと袋菓子(仏壇スイーツ系)のオブラートに包まさったゼリーの食感

それはいいんだけれども、何味か分からない

確か、恐らく、パインだったと思う

わりと最近知ったが生のパイナップルや果汁ではゼリーは固まらないらしい

丸のままのパインは結構ハードルの高い果物だったと思うので(今はわりと普通に食べる)パインは缶詰で食べるものだった

恐らく、その汁 前日に中身を食べたのかは記憶にない

缶詰はちょっと贅沢めのデザートで、モモ缶なんて風邪をひいたときの元気づけみたいなもんだった(今100円くらいで買えちゃう)

その薄パインブリンブリンゼリーは美味しかったかは謎だけども

他にも【マリーム湯】(コーヒーに入れる粉末状のミルクと砂糖をお湯で溶く 結構気に入って自分で作っても飲んでいた 

【ふっくら粉】は今も売っているようで、袋目当てに買おうか迷う
味も美味しかったのだ


ローマ字で名前の入った白いカップだったことを今思い出す)や【玉ドーナツ】(これが美味しかった 味的にはホットケーキミックスが近くて、油にぽとぽと落としただけの素朴なドーナツ 【ふっくら粉】という粉で作っていた)や【でんぷんと砂糖をお湯で溶いたやつ】(名前があった気がする 【でんぷんかき】だったかな)というような母オヤツの中でも謎なドリンクがあった

色は若干白濁したピンク寄りのド紫

味もカルピスのグレープっぽいけど、後味にほのかなアルコールを感じる

多分、当時もコレ何?と訊いたがなんだかよく分からなかった

割って飲むでもなく、ノドに刺さるほどドロリと甘い(割って飲むものだったんじゃないかな本当は)

後々訊いても私以外それを記憶していなかった 書いていて思ったけど頂き物だったのかもしれない

それがあったのは1度だけだったけど、そこそこの量が冷蔵庫に入っていたのを思い出す

 

もしかして、どぶろく…?

母親は超下戸だし父親も誘われた時くらいしか飲まない人だし私たち姉妹は子供だし、何が材料でどうやって作った何だったのか今も当時も謎のまま

 

釣りキチ三平】で炭焼きの銀二の飼い猿がヤマブドウで猿酒を作るってシーンがあったけど、あれ思い出す

風邪をひいた夜

子供の頃はよく高熱を出した

40度まで上がるような熱で今思うと怖い

一応子供部屋(姉と共有)はあったけど寝る部屋は別で、2階に家族4人で布団を並べていた

目が届かないし階段の上り下りも大変だったからか体調が悪いと茶の間に布団を敷いて寝かされる 茶色いゴム製の水枕(口のところは金具で閉じる)を用意してくれた

今思うと広くもない部屋にドーンと場所をとっていてめちゃくちゃ邪魔だな

熱はつらかったけど、茶の間で寝るのがひそかに楽しみであった

一日中寝ているので変な時間に目が冴える

しかしながら、夜は寝ていないと怒られるのでよく寝たふりをしていた

子供の頃から夜更かし体質で夜の番組が見れる絶好のチャンス

テレビ前に陣取っていたので横向きになり薄目でテレビを見上げた

11PM】のOPが流れる

普段確か9時ごろ寝ていたので未知の領域 大人の番組だった

内容は覚えていないけど、その時間帯で流れていたCMをひとつ覚えている

キャバレーロンドン

有名な

♪ロンドンロンドンロンドン 楽しいロンドン愉快なロンドン ロンドーンロンドン

あのロンドン

そのCMが流れるとき、急に画質が変わった

黄ばんだたぶんモノクロ(もしくは色飛びしたカラー)でバチバチとノイズが入る

3~4人の羽飾りを付けたレオタードの女性がラインダンスを踊り、ズームした1人がくるりと手首を回して「どうぞ」みたいな仕草をした後にロゴマークが出て終了

子供心にこのCMはいつのものなんだろう、なんでこんなものを流しているのか、と思っていた

時は流れてインターネット

CM好きなのでいろいろ検索していた時にロンドンのCMを見つけた

あの時のあれ、また見れるかな?と思っていたのに

綺麗なカラーの宇宙に近衛兵帽をかぶった女性が踊っていた

映像的には70年代(メイクの感じからして)恐らく、私が薄目で見ていた時代に近いものだろう

当時見ていたのがこのCMじゃないにしても、あきらかにこれより古いであろうCMを見ていたことになる

なにしろ、白黒でもなく黄灰みたいな色だったのだ 歌声も籠っていた

そういうタッチにしていたとも思えない 

起きて確かめたかった 親に「古くない?」と声をかけたかった

そうこうしているうちに寝落ちしてしまうんだけど

【水飲みラッキーバード】はテレビの裏に落としがち

 

出逢えた歌

父親は若いころ職場でバンドを組んでいた

組んでいたというか、大人数のジャズバンドに入っていたらしい

そういや何を担当していたのか 家にはピアノはあるけど多分父親は触ったことはない 他に楽器もない

訊いてみるとサックスだという

吹けることに驚きだったが、入ってから教わっていたようだ

私は中学と高校の途中まで吹奏楽部でサックス吹いていたんだし、その時言ってくれよ!

まだ釧路が華やかだったころ、指導してくれる方がキャバレー(【月世界】というキャバレー 名前だけは知ってる)で演奏する時に入らせてもらったりしたそうだ

なんだか、ワクワクする話だった

ちなみに父親在籍のバンドのウデは母親曰く「穴があったら入りたい」

 

音楽は好きな人だと思うけど、家で音楽鑑賞をしていた記憶はない

テキトーな歌を歌って母親に文句を言われてたりはするが

ここに載っている【宴】を持っていたけど、レコードはそれほど持ってはいなかった

脚付きの家電は可愛い

好きな歌手も聞いたことがない

越路吹雪のカセットテープを持っていたので、恐らく好きだったんだとは思う

テレビの下の台の中にはカチッとしたカバン型のケースが入っていて、数本のテープが収められていた

家の建て替えに伴っていろいろ処分してしまったけど、テープは私が取っておいたんだったか (全部ではないと思う そういや、どうしたんだったかな)

タイトルが書かれていない、リーダーテープが切れてしまったものが1本

幸い磁気部分は何ともなさそうだったので分解して直した

再生してみると

・一人の手

・教訓Ⅰ(加川良

・チューリップのアップリケ(岡林信康

・5年ぶり(岡林信康

・帰ってきたヨッパライ(ザ・フォーククルセダース)

・遠い世界に(五つの赤い風船

・ほんとだよ(遠藤賢司

・夜が明けたら(浅川マキ)

・南の島のカメハメハ大王

ラジオから録ったであろうフォークソングの数々

しかも、私が20~30代の頃に興味を持った曲も数曲含まれている

その中に分からない曲があった

女性ボーカルで

 

最後の夜は二人とも信じたまま

涙にしないつもり でもやがて気が変わる

後悔はしていない 時だけが知ってる

きっとそうなるわ あなたとはお別れね

 

ひと耳惚れしてしまった

父親はこの曲が好きだからたまたまかかった時に急いで録音ボタンを押したんだろうと思って訊いてみると

「知らない曲も録っていた」と

歌詞検索にも引っかからない

この年代に詳しそうなサイトに尋ねてみても分からなかった

 

数年後、リサイクルショップでレコードを物色中

ジャンク品のEPを漁るのが好きでゴソゴソ見ていると後ろにLPを詰め込んであるラックがあった

普段あまりLPは見ないけど、一番手前にあったものが気になり何気なく歌詞カードを見てみたら

 

世の中にどれくらい曲があるのか知らないけど、こんなふうに出会えるもんなんだ

【きっとそうなるわ】

 

 

脳内バグ~夢と現実の隙間編

子供の頃に見た強烈な夢は今でも覚えているもので

いわゆる【トラウマ】というやつなのか、幼稚園の遠足で迷子になった実体験の夢は繰り返し見たし、思春期に見た低空飛行のお雛様に追いかけられる夢も覚えている

でも、夢だとハッキリ判断できる

迷子の夢は寝言で叫ぶほど怖かったけど、キチンと現実との区別がついた

が、「夢じゃない気がするんだけど」という奇妙な記憶が二つ

 

子供の頃、駅裏のスーパーの店内で3メートルほど跳んだ

その日は家族で買い物に来ていて、私は親から離れてひとりでお菓子を選んでいた

当時お気に入りだった【ジュエルリング】(今思い出した ジュエルリングも好きだったけど、キャンディの部分がおしゃぶりみたいな形で中にクリームみたいなのが入ってるやつがあったはずだ 味が蘇るけど商品名が分からない)か何かを買ってもらうために親の元へと行こうとした私は軽く駆け出し、踏み切り、はだけた上着を直しながら3メートル空中を走り着地

最高にキマッた記憶がある

そういえば、前回のCMも走り幅跳び

何かあるんだろうか

 

もう一つは数年前、とっくに大人のある日の仕事中

恐らく冬~春あたり

日の入りが早く、夕方はもう暗い

下校する中学生数人の中の女の子が松明を持っていた

暗いのでライトを持つ子がたまにいるけれど、その代わりに棒の先に炎を揺らめかせながら先頭を歩いていて、すれ違う際にゴォッと燃える音が聴こえた

 

浪速のモーツァルトことキダ・タロー先生が【1メートルのトンボを見たことがある】と言っているのを聞く度に、「あるよね」と思う

 

脳内バグ~CM編

長年記憶にあることでも記憶違いは起こしていたりすると思う

が、完全に脳がバグを起こしていたとしか思えないこともあるわけで

 

私は子供の頃からCMが好きだったけど、どうしても怖いものがある

都市伝説にもなった【クリネックスティシュー 赤鬼編】はいまだに見れない

リアルタイムで見ていた時よりも避けすぎのせいか今のほうが恐怖が増していて、たまにYouTubeでお勧めに上がってくると急いでスクロールする 勧めなくてよし

多分、今よーく見れば「不気味だけど、そんなでもなくない?」と思うのかもしれない

が、よーく見る度胸はない 怖いままで構わない

【呪いの曲が使われている】だの【赤鬼の子はあの後亡くなっている】だの噂が流れ、週刊誌の記事にもなっていた(しかし、女性は松坂慶子さんで現役バリバリである)

まぁ、噂はともかく、異様な雰囲気のCMであったことは間違いない

怖いCMでよく上がる【JUNGLE】は不気味だけどなんか狙ってる感があるので怖さよりも不快感がある

クリネックスはその前の【天使編】から異様な感じがする 美しいんだけど禍々しさがあるというか

姉がテレビから曲を録音していた 
夏・体験物語】というちょいエッチなドラマの時に流れるというので親のいる茶の間ではなく子供部屋の古いテレビで録った記憶



が、バグを起こしていたのは別なCM

私が小学校中学年~高学年辺りにやっていた飲料系のCMだ(以下、私の記憶の中の内容)

それは夕方の【キリンのお天気ジョッキー】という、キリン一社提供の天気予報(ヤンマーのヤン坊マー坊天気予報みたいな)の時に流れていた

BGMは無く、ドクッドクッという鼓動音に女の子のつぶやくようなナレーションが被る

その女の子は幅跳びの選手らしく「とおく、とおく……」と光のモヤに向かって飛び霞んで

いく

♪あ~あ~ああ~あああ~ と女性コーラスが流れ商品カットで終了

このCMがとにかく「イヤだな」と思っていた

見る度にそう思っていた

ずーっと、長年そう思っていて数年前

ネットというものをやるようになって気になっていたいろんなことを検索すようになった

そういえば、あのCMって【怖いCM】に上がることないなぁ不気味だったのになぁ、と思いどこかの掲示板(知恵袋だったかな)で質問してみることに

答えが返ってきた が、「いや、そんなんじゃなかったよ?」という内容

今思えば、回答してくださった方は私の質問内容でよく分かったもんだと思う

YouTubeに上がっていますよとリンクを貼ってくれた

怖い けど、確認したい

思い切って見てみると(以下、実際のCM)

陸上部員の女の子

歓声と自分を鼓舞する心のつぶやき

そして、光の中に溶け込んでいくあのシーン

商品カット【リボンシトロン

えっ

コレじゃないけどコレだ!?

え、あの鼓動音は?女性コーラスは?一番怖かった光に溶け込んでいくシーンだけが合っているけど違いすぎやせんか

あと、お天気ジョッキーの度に見ていたはずなのに他社!?瓶ってところだけ合ってるけど!

一度か二度見たものを記憶違いしているんじゃない

何度も見て何度も「ヤダな」と思っていたのに

2曲分溝が掘ってあって針の落とし方でどちらかの曲が流れるレコードというものがある

40年ぶりくらいに初めてもう1曲のほうを聴いた感覚というか

 

このCMでもう一つ不思議な記憶

ある日熱を出して茶の間に寝かされていて(寝室は二階だったが体調不良の際は親の目が届く茶の間に布団を敷いてもらっていた)布団の中でこのCMを見ていた

やっぱり、イヤだった

と、終わった直後に部活から帰ってきた姉がバタバタと私の傍に来て

「あのCM終わった!?」と

うん、今やったよと言うと、「あれねえ、なんか映ってるらしいよ!」

当時、怖いけど怖いものが好きだったので「明日ちゃんと見てみよう!」と言っていたのに

翌日からそのCMは流れなくなった

明けました

明けまして2023年

喪中ですが仕事終わりに神社に寄りおみくじを引き初日を拝んで来ました

おみくじは夫婦ともども【吉】 まぁ、健康に問題がなく金銭と人間関係にトラブルがなければ大体のことは大丈夫かと思います

北太平洋シーサイドラインからの初日

 

今年はウサギ年だそうで

実家で昔飼っていたウサギのことを思い出しました

2羽いたのですが見た目こそ可愛らしいものの気が荒く仲が悪かった

何故か向かいに住む祖母がめんどうを見ており、確か名付け親も従姉だったはず(貰ってきたのかな)

名はミーとケイ 世代が分かる

ウサギの性別は不明

あまりに喧嘩するので小屋に仕切り板を付けたもののウサギの強靭な歯で板を削ってまでいがみ合っておりました

のちに片方が亡くなり残されたほうは割と長くいた記憶がある

ウサギ小屋の前では犬を飼っていて、そこのスペースを借りて自転車の練習をしていた

運動神経皆無なので苦戦中、ウサギ小屋に手を付いたときに糞に触れた次の瞬間乗れるようになったので「ウンがついた」と思っている ありがとうミーかケイか分からないけど

 

何歳だったのか分からないが妙にマッチョなウサギだった